はじめに
FX会社の多くは2WAYプライス方式を採用しており、売値と買値で差額が発生しています。
この売買差額のことをスプレッドと言い、
- FX会社にとっての収入源
- 個人投資家にとっての手数料
になっているのです。
本記事ではこのスプレッドに関する解説と、あわせて約定力についても触れいきます。
なぜならいくらスプレッドが小さくても、約定がスムーズでなければメリットがないからです。
さらにドル円0.3銭未満で取引できる2社も紹介します。
スキャルピングやデイトレードといった短期売買だけでなく、全てのトレーダーに役立つ内容となっています。
FX先進国ニッポン
スプレッドは、トレードとは直接関係のないコストですので、出来るだけ抑えたいものです。
と言うのも各会社では同じ通貨ペアでも、異なるスプレッドを提供しています。
特に狭さをウリにしている場合は、派手な広告を打ち出しメディアへの露出も高い傾向にあります。
またスプレッドを重視するトレーダーの多くは短期売買を目的としており、これは日本ならではの特徴です。
2018年5月時点ではドル円0.3銭は当たり前になっていますが、ここまで激戦を繰り広げている国は世界でも類をみないのです。
つまり日本は民間FX会社が充実していることからFX先進国と言われ、個人投資家に最適なトレード環境が用意されています。
スプレッドの違いで1ヶ月¥8,500の節約
そしていざ口座比較をすると、同一通貨ペアでも約10倍のスプレッド差があることに気づきます。
例えばドル円0.3銭とは、
- 1通貨あたり0.3銭のコストがかかる
という意味ですので、1万通貨であれば30円となります。
一方でドル円2.0銭であれば200円になりますので、会社が違うだけで170円もコストに差が出てくるのです。
実際には1日1回で取引が終了することはなく、1ヶ月で50回、100回以上になることもザラです。
株式や投資信託に比べてコストが低いとは言え、取引回数が多くなりますので、いかにスプレッドの狭さが重要なのかが分かります。
以下、ドル円0.3銭と2.0銭を比較してみると、1ヶ月で¥8,500ものコスト削減に繋がります。
[1万通貨を1日5回、1ヶ月に10回の取引の場合]
- 0.3銭:30円/回×5回/日×10回/月=1,500円
- 2.0銭:200円/回×5回/日×10回/月=10,000円
なぜ会社によってこのような差があるのでしょうか?
ドル円0.3銭でも約定力が高い会社はココだ
そして必ずしも、
- スプレッドが狭い:良い会社
- スプレッドが広い:悪い会社
と言うわけでは決してありません。
スプレッドが広い会社はその分、
- サポート体制が充実
- スワップポイントが大きい
- ほかの金融商品も提供していて分散投資に適している
などFX売買以外での強みがあります。
またスプレッドも狭ければ良いと言うわけではなく、併せて約定力もチェックしなければなりません。
[0.3銭でも約定力の高いFX会社]
- JFX株式会社
- ヒロセ通商
- マネーパートナーズ
特にマネーパートナーズのパートナーズFXは、9年連続で約定力NO.1を獲得しています。
- マネーパートナーズ 公式サイト Check!
平常時であれば0.3銭未満の会社もおすすめ
低スプレッドで有名な会社といえば SBIFXトレードで、ドル円0.27銭で提供しています。
売買コストを極限まで抑えていますので、
- サポート体制
- 約定力
がそこまで重視されない平常時に使用していきましょう。
個人的には、中期売買のスイングトレードをする際にSBIFXトレードはおすすめです。
なぜならドル円のスワップポイントが23円と、先ほど紹介した約定力の高い3社に比べて20円近くも高いからです。
- SBIFXトレード 公式サイト Check!
まとめ
国内ではドル円0.3銭が当たり前のようになっていますが、世界から見たら珍しいことです。
個人投資家レベルでFX会社の恩恵を受けることができますので、ぜひ有効活用していきましょう。
FX会社によってスプレッドの広さは様々ですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
とくに急な相場変動時で利益を狙うさいは、約定力の高さもあわせて重要となってきます。
期間限定のキャンペーンも随時開催されていますので、宣伝効果の高いスプレッドに関する情報は、常に最新のものを取り入れていきましょう。