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通貨ペアの並び方―ルールとルーツ

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はじめに

前回、円高・円安の覚え方について解説をし、そのなかで通貨ペアの並び方について触れました。

 

日本人には覚えにくい円高・円安の仕組みですが、その理由は通貨ペアの並びで日本円が後ろ(右側)に必ずくることが挙げられます。

 

今回は、その通貨ペアのルールルーツにかんする解説です。

 

買い(ask)・売り(bid)の基準になっている

FX会社の多くは以下のような通貨ペアを用意しており、円が絡んだ通貨ペアは必ず右側にあることがわかります。

参考 通貨ペア一覧

 

そのさい、

  • 左側:主軸通貨
  • 右側:決済通貨

と位置づけられ、買い(ask)・売り(bid)の基準になっています。

参考 主軸通貨・決済通貨

 

ドル/円を例にすると、

  • 買い(ask):円(JPY)を売ってドル(USD)を買っている
  • 売り(bid):円(JPY)を買ってドル(USD)を売っている

と、主軸通貨であるドル(USD)を買う(ask)・売る(bid)の取引となっています。

 

円高・円安の分かりにくさは[格付け]にある

そして決済通貨にある円(JPY)は、どんな通貨ペアに関わらず主軸通貨になることはないため、円高・円安の仕組みを分かりにくくしています。

 

具体的には、

  • 注文画面
  • チャート画面

といった、FXでの取引そのものが国内外問わず主軸通貨(ドルなど)をメインに表記されるからです。

 

どういうことかと言うと先ほどのドル/円では、主軸通貨であるドルを1単位として為替レートが表現されます。

 

つまり1ドル=○○円といった表現であるため、1円=○○ドルと言った日常生活で円を基準に物事を考える私たちにとっては、円高・円安の仕組みが分かりづらくなっているのです。

 

しかしこればかりは、世界共通で決められたルールですので仕方がありません。

素直に受け入れて主軸通貨にくる優先順位を理解することが先決なのです。

 

英ポンド―主軸通貨の優先順位

先ほどの通貨ペア一覧をみると、なぜ日本円は必ず決済通貨(左側)に位置づけられているのか疑問が湧きますよね?

解決のカギはイギリスとの歴史的な関わりにあります。

 

じつは通貨ペア表記の根本にはイギリスポンド)の存在が欠かせません。

今でこそアメリカ(ドル)に基軸通貨を譲っていますが、近代経済の発祥国であるイギリスは資本主義の原型をつくったという功績があります。

 

つまり歴史的な影響が通貨ペアにも表れており、主軸通貨となる優先順位はイギリスが基準となっているのです。

 

【主軸通貨の優先順位】

  1. ユーロ(ヨーロッパ)(※)
  2. ポンド(イギリス)
  3. 豪ドル・NZドル・南アランドなど:近年までイギリスの植民地だった
  4. 米ドル(アメリカ):イギリスによって発見され、当初は植民地だったが早い段階で独立
  5. (日本):イギリスとの直接交流がなかった

 

つまり日本円はイギリスとの歴史的な交流がなかったため、優先順位が最下位で決済通貨にしかならないのです。

 

(※)

ユーロがポンドよりも優先順位が上なのは政治的な理由が考えられます。

2017年現在イギリスはEUを離脱してしまいましたが、かつては加盟国の一つでした。

 

通貨こそは自国通貨ポンドを使っていましたが、政治・経済活動では離脱後の今でもEUの影響を大きく受けています。

 

したがって為替表記は、2017年現在でもユーロ/ポンドに統一されています(万が一、離脱にともなって大きな経済発展を遂げれば[ポンド/ユーロ]になる可能性もありますね)

 

日本円は取引量が多いのに最下位!?

以上のことから日本円は優先順位が最下位であるため、米ドル・ユーロに次ぐ取引量であるにも関わらず主軸通貨になることはありません。

この違和感は、高金利通貨として日本人投資家に注目されている新興国通貨での取引で顕著となります。

 

つまり南アフリカランドトルコリラといった新興国通貨は、

南アランド/円

・トルコリラ/円

と表記され、取引量の少ない通貨を主軸にして売買をするのです。

 

日常生活で日本円を中心に利用している私たちにとっては不甲斐ない状況となっていますが、見方を変えればそれだけ(通貨ペア上の話ではあれ、)イギリスの影響が大きいことを意味しています。

 

しかし何故、イギリスはこれほどの影響力があるのでしょうか?

それは大航海時代にまで遡ります。

 

 

大航海時代―映画やアニメの題材にもなる夢の時代

日本・アメリカ・イギリスといった現在先進国と言われている国に共通する点は、資本主義経済をとっていることです。

 

資本つまりお金を多くもっている人が豊かな生活をすることができ、大量生産方式の元になっています。

 

そしてこの資本主義経済や大量生産方式を生みだした国が先述でもあげたイギリスです。

15世紀半ば~17世紀半ばに盛んにおこなわれ大航海時代とも言われています。

 

パイレーツ・オブ・カリビアンやワンピースなどをご覧になった方はイメージがつくと思いますが、当時は一攫千金を狙い、国をあげて領土を拡大していった華々しい時代でした。

 

まとめ

大航海時代による最終的な領土区分は以下のようになり、イギリスの影響が大きかったことが分かります。

参考 1912年の世界

 

その後、2度にわたる世界大戦を経て2017年現在、不完全ではありますが植民地各国は独立を達成しています。

 

FXをする上で何げなく目にする通貨ペアですが、その根底には大きな時代的背景があるのです。

有益な雑学として、お役に立ったなら幸いです。







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