FX口座を選ぶ際の注意点

[国内] 追証がもたらす悲劇-3つの原因とその対策

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はじめに

追証制度を利⽤すれば、⼀時的にレバレッジ25 倍を超えても、損切りをせずに取引を続⾏できます。

 

⼀⽅で含み損失がさらに⼤きくなる可能性がありますので、使い⽅には⼗分に注意しなければなりません。

 

ここではなぜ追証制度の利⽤が、含み損失を⼤きくさせるかをメンタル⾯から⾒ていきます。

 

最後までお読みいただくと、

  • 損⼤利⼩
  • プロスペクト理論

についての理解が深まる内容になっています。

 

追証とは

追加証拠⾦を略して追証(おいしょう)と⾔い、海外FX にはない国内限定の制度となっています。

 

国内限定である⼀番の理由は、レバレッジを25 倍以上に上げられないという、⾦融庁による規制があるからです。

参考:証拠⾦規制

 

⽂章中にある取引額の4%以上といった表記が、レバレッジ25 倍以上と⾔う意味です(取引額100%÷4%=レバレッジ25 倍)

 

したがって追証は、レバレッジ規制による対策として考えられたサービスです。

 

しかし提供内容については、各会社の判断に委ねられており、

  • 追証が設置されていない会社
  • 追証に伴うロスカットの執⾏時間

などは、各会社で確認する必要があります。

 

興味のある⽅は以下で紹介していますので、合わせてご覧ください。

[関連記事]追証あり・なし口座を徹底比較ー大事な資産を守るために

 

追証になる原因①

追証になるパターンとしては、

  • 損切りができずに含み損失が⼤きくなり、証拠⾦維持率が100%を下回る

ことが挙げられます。

 

なぜ損切りが出来ないのかと⾔うと、

  • ヒトは負けることに対して苦痛を感じる⽣き物

だからです。

 

つまり損切りは本能に反する⾏為であるため、

  • ダイエット
  • 禁煙

が上⼿くいかないことと同じように、メンタルが結果に左右されてくるのです。

 

また追証の解決策として、ポジションの⼀部を決済(損切り)することが挙げられます。

 

しかしその決済さえも本能に任せていては、実⾏することが困難です。

 

結果として新たな証拠⾦を⼊⾦することになるのですがポジションは継続して抱えていますので、もし思惑と外れた相場が続いた場合、含み損失はさらに⼤きくなります。

 

そしてまた証拠⾦を⼊⾦することになり…

 

最終的には⾝動きが取れず、何百万円もの損切りをすることさえあります。

 

追証になる原因②

⼀⽅でヒトは勝つことに幸福感をもつ⽣き物です。

実際の取引では、わずかな含み益になっただけで決済をしてしまいます。

 

つまり含み益は含み損失の時とは全く異なる⾏動にでるのです。

 

まとめると以下のようになります。

  • 含み損:損切りすることを苦痛に感じる→決済を先延ばしにする→含み損失が⼤きくなる→⼤損となる
  • 含み益:利益を得ることを幸福に感じる→確実に利益を⼿にするために決済を急ぐ→⼩さな利益となる

 

つまり追証になる理由は、

  • 損切りを先延ばしにした結果、含み損失を⼤きくしたからというだけでなく、
  • 利益確定を急いだ結果、⼩さな含み益で取引を終了させたから

ということも含まれるのです。

 

以上のことから追証はヒトの本能が原因であるため、発動した後では頭で理解してはいても解決することは困難です。

 

事前に対策を打って、常に冷静な判断ができる環境作りに努めることが⼤切なのです(後述参照)

 

追証になる原因③

投資における損⼤利⼩は、学問の世界でも研究されておりプロスペクト理論と⾔われています。

 

⾏動経済学の1つで、考案者である

  • ダニエル・カーネマン
  • エイモス・ドベルスキー

は⼼理学者でありながら2002 年にノーベル経済学賞を受賞しています(※)

 

参照:プロスペクト理論

 

上の図で利得に伸びる曲線と損失に伸びる曲線が⾮対称であることにお気づきでしょうか?
この⾮対称は投資で損⼤利⼩になることを表しています。

 

つまり実質的には同じお⾦の価値でも、

  • 含み損失による1 万円
  • 含み利得による1 万円

とでは感覚として異なる価値であり、

  • −220 と220
  • −100 と100

のように同じではないのです。

 

したがって損失による苦痛が-220 と、利得で得られる100 よりも⼤きいため、損切りが(苦痛が⼤きいので)先延ばしになってしまうのです。

 

(※)エイモス・ドベルスキーは受賞前に亡くなったため、厳密にはダニエル・カーネマンのみが受賞

 

対策

まずあなた⾃⾝で、

  • 安易にポジションを上げない

努⼒をしなければなりませんが、これは損切りの徹底よりも精神的負担は軽くて済みます。

 

なぜならポジションをとる前、つまり損益がゼロの状態から始まるからです。

 

⼀⽅、損切りはポジションをとった後、つまり損益がマイナスの状態でおこなうため、特に初⼼者には⾼いスキルが要求されます。

 

したがってまずは、ポジションの調整ができるように徹底していきましょう。

 

具体的には、

  1. 新規注⽂の際にはレバレッジは3 倍、⾼くても5 倍に抑える
  2. 同じ数量・同じ証拠⾦額を海外FX でやる

の2 つをおこなえば、追証の利⽤を避けることができます。

 

特に海外FX はリスクをきちんと学び、対策を打つことで国内以上のメリットを受けることができます。

 

随時更新していきますので、ぜひ国内FX と合わせてご活用ください。

 

まとめ

追証とはレバレッジの⼩ささを補うために設けられた国内FX 限定の制度で、⼀時的な相場変動には対応できますが冷静さを失う悪影響があります。

 

したがって、⾦融庁による規制の副作⽤から⽣まれたといっても過⾔ではありません。

 

⽇頃から利⽤しないように⼼掛け、発動したさいは潔く負けを認めて損切りをおこなうことが得策です。

 

FX 成功の秘訣は、なにより退場せずに⽣き残り続けるだと肝に銘じておきましょう。

 

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